2級キャリアキャリアコンサルティング技能検定 論述対策

久しぶりのブログです。

第30回の試験に合格された方、おめでとうございます。また、未達に終わった方も2級は年2回の試験がありますので、次にチャレンジしてくださいね。

さて、今日は採点官から観た受検者の傾向から、論述問題におけるポイントをお伝えしようと思います。

問1 逐語記録は、一見簡単そうに見えますが、要点をまとめる書き方ができなければなりません。点数に差がでてしまうのは、相談者の発言を転記するだけになっている方です。

問2 CC視点の問題です。2020年度より試験範囲の細目がレベルアップされてから、常にお伝えしておりますが、最初からCC視点の問題を「自己理解不足」「仕事理解不足」「コミュニケーション不足」に当てはめて考えてまとめている方が多いということです。

2級は、このショートカットの思考から抜け出し、問題を指摘できるスキルアップが必要です。

問3 目標と具体的な方策について

どういう相談者だから、それに対して、どういう目標を立てて、具体的方策を書くということですが、今回指摘されたのは、ジョブタグ、キャリアインサイト、VPI等を薦めることが方策として書いてあり、ルールありきになっていないかという指摘です。

ここも常にお伝えしていますが、「設定した目標やその方策はどのような効果を期待できるのか」が書けていないと上記のように解釈されます。また、相談者がどのような状況にあるのかも必要です。

それらの要素があっての方策になります。

ただ、ツールを描けばよいと早とちりをしてしまった方は、意味がないことを深く理解する必要があります。

また、文章が冗長的で何を伝えたいのか理解しづらい解答が散見されるとあります。こちらも、国家資格キャリアコンサルタント資格の内容と変わらないと思って2級を受けておられるのではないかと思われます。

LEC(東京リーガルマインド)様で2級の講座もまもなく始まります。しっかり論述の力を付けて次回に望んでいただければと思います。

公認心理師 1級キャリアコンサルティング技能士 精神保健福祉士 内藤友子